「え〜!!今日も食べてくれないのぉ〜」は、私の愛犬でも起きています。
愛犬が素直に毎度のドッグフードなど食事を完食してくれる事は飼い主として「愛犬元気」バロメーターの合格をもらっているようで安心ですよね。
逆に愛犬がドッグフードなど食事を食べてくれない、まして複数回にわたり食べないとなると不安で気分が落ち込みますね。
- ドッグフードを替える
- 動物病院へ行く
何回も、数日愛犬がドッグフードなど食事を食べない場合は上記の2択になるでしょう。
このブログでは、
- 愛犬への適切なサポート
- 飼い主であるあなたの心の平安
を叶えられるように簡潔に論理的に「ドッグフードなど食事を食べない」悩みを速やかに対応できるようになることを目指した「考え方」であり「対策方法」をお伝えしたいと思います。
「食べる」ことの必要性
動物が食事をする、草や肉を食うにも意味があります。
大きく分けると
- エネルギーの摂取
- 生きる上で体内で作り出せない必要な栄養素を取り入れる
の2つになります。
①エネルギーの摂取
車が車体を動かす際にガソリンという燃料を消費するように私たち動物も体や臓器を動かすためにエネルギーが必要です。エネルギーの吸収作業を「食事」と呼んでいます。
よく耳にする「カロリー(calorie)」の意味は「熱量」です。
取り入れた食べ物でどのくらい「熱」を生み出せるのか、を意味しています。
②必要栄養素の摂取
犬であればビタミンCを体内で作ることができます。
しかし、人は作れないのでレモンやオレンジなど食べることを通じて体内に取り入れます。
また、骨や筋肉を作ったり補修したりするにはタンパク質が必要ですが、タンパク質を構成するアミノ酸が同じタンパク質では栄養不足になります。
理由は、最低限必要なアミノ酸の種類があり、それを賄うように複数のタンパク質を体内に取り入れる必要があるからです。
必須アミノ酸の「必須」の意味する言葉通りの理由です。
*昔は、犬は体内でビタミンCを生成するのだからドッグフードに入れる必要はないと考えられた時代もありました。
しかし「それってあくまで体調の良い時じゃない?」と疑問を持った人たちが現れ「どうせ水溶性ビタミンで多かったら体外に出ちゃうから念のためにドッグフード全般に入れておこうよ!」という流れに変わった経緯があります。
これによりわかることは、
- 体外から取り入れる必要のある栄養
- 体内で作られるが補足した方が良い栄養
があるということです。
この章でわかった「ドッグフードなど食事を食べない」理由とは?
満たされている
歯の炎症が原因
歯の炎症がある時、愛犬の食欲は低下します。
特に愛犬の上顎の歯が炎症しているとドッグフードなどの食事を食べない、食べたくない気分にさせることが多いので注意が必要です。
理由は、犬の場合、口腔と鼻腔を仕切る壁が薄いことです。
例えば、愛犬の上顎の右犬歯の根が炎症している場合、ひょっとすると鼻腔、つまり愛犬の鼻の中では歯の炎症によりポッカリと穴が空いているかもしれないということです。穴はなくても鼻の中(鼻腔)の粘膜はただれ膿が出ているかもしれません。
ワンちゃんが時に鼻汁を飛ばすことがあると思います。が、それが本当に鼻汁かは懐疑的です。
鼻腔に溜まった膿がその正体かもしれません。
ポッカリ穴や膿があるような鼻腔粘膜だと「嗅覚」がとても低下します。
「愛犬がドッグフードなど食事を食べない」のは「匂いを感じない」からかもしれません。
なんだか悲しくなりますね。
私たちが暮らす中で食事の席についても食べ物から何の匂いもしなかったら、あなたはそれでも食事を続けられますか?
口臭があり、頻繁に鼻汁を飛ばす愛犬の様子を見ることがあれば今回のストーリーを疑ってみるのも良いでしょう。
助言としては、一般的な動物病院でのスケーリングは「美容歯科」的で効果が望めません。
お薦めは「小動物歯科勉強会(会長 フジタ動物病院院長)」の参加獣医師です。
会へお問い合わせいただき最寄りの動物病院を紹介されることをお勧めします。
*東京都内ならば台東区?江東区?だったと思います。「とだ動物病院」が優れていると思います。5件ほど紹介しご対応いただきました。勉強会の講師をされる獣医師であり、他院で活躍する弟子に澤田先生という女医さんがおりますが、そちらもかなり優秀な獣医師でした。
近年、人の歯科医が獣医師とタッグを組んで活動するケースも散見します。
しかし、動物歯科と人の歯科は多くの点で異なるようです。
「餅は餅屋」古人の知恵を受け入れましょう。
単純に歯が痛くて「ドッグフードが歯に触ると疼く」から食べないこともあるかもしれません。
いずれにしても10歳を超えるあたりでは、一度歯科専門の獣医師への診察をお勧めします。
好み
偏食癖
- いろいろな食べ物(ドッグフード含む)を与えている
- 人の食事を与えている
- おやつが多い
- おやつがジャーキーなど肉類の香りが強いもの
- ウェットやふやかしたドッグフードを長い間与えていた
上記のことが当てはまる場合には偏食する、食べる食べ物、特にドッグフードは限定される傾向が強いと経験から感じています。
獣医師がよくいう言葉に
「犬は1週間食べずとも大丈夫」
と言うのがあります。
1週間は大袈裟ですが3日間くらい愛犬が結果的に絶食することになっても、あなたは意志を貫き通す姿勢が必要かもしれません。
あと、この章の場合、愛犬が肥満であることも多いです。
肥満では、外部からの栄養の取り入れは当然減少します。
獣医師に事前の健康チェックを依頼して、コンディションを確認した上で安心して「あなたが食べてほしいドッグフードなど食事を与え続ける」ようにしてみて下さい。
まとめ