愛犬の加齢によりドッグフードを替えることを考え出した時に。
愛犬が用意した食事を食べなくなった時に。
参考になればとドッグフードの情報を発信しているサイトを検索することでしょう。
このサイト「グッドドッグフード・サイト」もある意味ではドッグフードの口コミ情報サイトに含まれます。
でも、それらのサイトの情報は本当に正しいのでしょうか?
忖度はないのでしょうか?
今回は、犬の専門家として30年以上を過ごしてきた私がブログサイトを作成して感じた感想を情報として書きます。
ドッグフードサイトの信頼性についてどの程度参考になるのかが掴めるのではないでしょうか。
資格は「領収書」
いつも思うのですが「獣医師推奨」「ドッグトレーナーが薦める」「〇〇愛犬管理資格取得」などは、そんなに信用できるのですか?
私は、その習得した知識で「いくら稼いだか」が大切だと思っています。
なぜかというと「あなたの知識にはお金を払う価値がある」と周囲の人が認めた証拠だからです。
組織に所属して得たお金ではありません。
自分の個人的な看板で得た収入が評価点だと考えています。
よって資格を得ただけでは、「資格」を取得するために授業料を納めました、と言う「領収書」だと考えています。
愛犬の「健康」は食事だけでは満たされません!
健康とは
- 食事
- 運動
- 精神
の調和によってもたらされる結果です。
確かに食事は、食材やドッグフードを簡単にお金により手に入れられます。
一番簡単な愛犬に対する貢献だと思います。
しかし、日々の適度な運動もなく肥満にした挙句に、今度はダイエットで食事制限では筋が通りません。
ドッグフード含め「食事」はバランスが重要です。
そして、食事と運動と精神、3つのバランスが「健康」には大切なのです。
何か1つだけが抜きん出ても、それは縁が割れたバケツに水を入れるようなものです。
最上部を目指して水を汲み続けても、水は割れた一番低い位置からこぼれ出て行きます。
アフィリエイト商品だけがランキング!?
ドッグフードの紹介による収益を得ているアフィリエイターからは「お前のサイトで稼げないからひがんで書いてるんだろ!」そんな罵りを受けそうです。
アフィリエイターがものすごい努力により人の目に留まる記事を作っているか知っているので非難するつもりはありません。
当然、収益の邪魔もしたくはありません。
同時に、犬たちの体に関わる重要な事なので「特定の利益」のためにねじ曲げられた情報が嫌です。
「良い商品(食事)」の定義には、色々な物差しが考えられると思います。
- アレルギー対策
- 子犬向け
- 老犬向け
- 無添加
- 整腸が期待できる
- 毛質が改善維持される
などの条件から選び出せます。
しかし、商品である以上、お客さまである愛犬家は、それぞれのお財布事情によりそれぞれが「適正な価格」の物差しを持っています。
例えれば、誰もが松坂牛が美味しいと知っています。
本マグロが美味しいことも知っています。
しかし、手塩にかけられた1頭のメスの松坂牛を日常的に食費を気にしないで食べられる人は限られています。
オージービーフやUSビーフの味を「悪い」「まずい」と書くことは簡単です。
しかし、「悪い」「まずい」肉を作りたくて日々働く酪農家は世界中どこにもいないと思います。
また、お財布事情で言えば、世の中には牛肉を控えめにして豚肉で「代用する」ことで食費を抑えている家族もたくさんいると思うのです。
ロイヤルカナン、アイムス、ニュートロ、ヒルズなどの大手メーカー、そしてピュリナやユニチャーム・ペット、日本ペットフードなどの国内メーカー。
その他多数 |
みんな少しでも良い商品を多くの人が購入しやすくと頑張っていると私は信じています。
しかし、現状では、多くのドッグフード評価サイト内において、一般的に販売されているドッグフードは「添加物に汚染されている」「穀物で量増しされている」など批判的な情報を列挙し、非難の槍玉に挙げられています。
*「一般的に販売されているドッグフード」とは、アフィリエイト(紹介料)が得られないドッグフードと定義しています。
そして、その批判の結果を踏まえて「だからおすすめは〇〇です」と紹介料が数千円手に入るアフィリエイト商品が紹介されて「おすすめのドッグフード」といった口コミランキングの上位表示という評価を演出されています。
*あくまでも説明した理由から「私には今回の結果に感じられる」という私見です。
情報の操作・混乱
植物性タンパク質を採用するドッグフードに対して「本来必要な動物性タンパク質を抑えたい(素材費用を安くしたい)思惑から代用している」と批判しているのに、記事の後半部分で「(推奨ドッグフードの成分に)さつまいもが含まれており、アレルギーの心配があるので注意してください。」と記載していたサイトもありました。
アレルギーがリスクということは、なんらかの「タンパク質」が含まれていることになります。
さつまいもは当然「植物」ですから、そのタンパク質は「植物性タンパク質」であり、そのドッグフードが「量増しのための植物性タンパク質」を含んでいることになります。
情報の矛盾です。
大手ドッグフードを貶めて、贔屓のドッグフードを引き立てたい思惑を感じます。
添加物や使用している植物性油脂に関するリスクは大々的に取り扱いっています。
しかし、海産物など鮮魚やサーモンを含めて海の幸の素材にしっかり含まれる「塩分」に関するリスクには一切触れていません。
私は、塩分がどうなるのか心配です。
また、植物性油脂に関する保存料からのリスクについて。
これについては、調べると「あなたはコンビニで販売している商品の何割が恐ろしい商品と思いますか?」と質問したくなります。
私は、再学習した直後2週間はコンビニでの買い物が8割減りました。。。
どんな商品を見ても怖くなって手が縮んでしまったのです。
*実際には、食品衛生法などの法律により人が年間、または生涯摂取しても害にならない(トランス脂肪酸などの)量を目安に安全性は確保されていると思います。
疑問の「愛犬に与えてみた口コミ」タイトル
「愛犬に与えてみた」は私も使っているタイトルです。
私は、現在トイ・プードル5頭とミニチュ・ダックスフンドを1頭飼っています。
実体験をお伝えするためには、犬たちは2〜4週間でドッグフードを交換しています。
愛犬6頭でも結構大忙しですよ!
普通、3頭以上愛犬がいる人ってあんまりいないでしょう!?
例えドッグフード紹介サイトの活動歴が5年としても、愛犬が1〜2頭程度で50以上の商品を実際に与えて評価をしていくのは大変なことです。
たくさんのドッグフードを食べさせ、データを収集するにはどうやって任務を全うしているのか知りたいです。
また、私にも言えることですが、短期間に愛犬へ与えるドッグフードを頻繁に替えていると「愛犬の体調」という重要な「基準」要素が不安定になります。
「本来の状態」という基準が定まらなくなるのです。
この点を一般の愛犬家レベルで維持して、常に変化を指摘してサイトで評価し情報発信するのは神業だと思います。
管理者の愛犬が「神犬ですね」という方が正しいのかなぁ?
写真を見ると小型犬がおおそうなのになぁ・・・。大食いなんですかねぇ???
ドッグフードの情報サイトに対する感想まとめ
間違っていただきたくないことに「通販サイトのドッグフードは悪い」「ドッグフードの評価サイトで上位の商品はクズだ」と言っているのではありません。
見せ方、書き方の「演出」のお話です。
どのサイトも、初心者の私からみたら凄まじい努力を、工夫をなさっているサイトだらけです。
しかし、残念ながら「サイト管理者を信じて」選択をする愛犬家の思いに対して真摯に向き合っているのだろうかと感じてしまうサイトもあるということです。
そのような思惑のある情報を正当化して発信を続ければ、結局は愛犬家の支持を「ドッグフード情報サイト」全体が失ってしまうだろうと思うのです。
また、主役である愛犬家のあなたは、
- サイト管理者の権威性(専門度合いが高いか低いか)
- 他のサイト(思い切って掲載20番以降のサイト)の情報にも目を通す
- 良かれと思って選んでも失敗(愛犬には適さない商品)もあると受け入れる割り切り
としっかりと主導権を持ち情報の取集と結論へと向き合って下さい。
「認知」は「平凡」ではありません
最後にとても世間に浸透したドッグフードメーカー、よく知られた銘柄(商品)は「平凡」として「特に優れた商品ではない」ような印象であり錯覚を感じてしまうことが残念ながら多いものです。
ロイヤルカナン、ニュートロ、ヒルズ、アイムスなどすっかり日本でも定着したドッグフードの銘柄です。
「浸透」「定着」は「大衆化」となりますが、品質が「劣化」したわけではありません。
製品のクオリティはもちろんのこと、販売価格も含めて今でも十分に「プレミアム・ドッグフード」です。
私は、6頭も家族がいるので月の食費、ドッグフード購入費はそれはもう大変です。
業者登録があるので「仕入れ値」が通用する銘柄もあり助かっています。
しっかりと「周知」という「大衆化」されたことで、なんだか近年はロイヤルカナン、ニュートロ、ヒルズ、アイムスなども「ただのドッグフード」と思われている節があります。
「ただの」では全くなく、すごく高価な、研究開発されたドッグフードであることを再度お話ししてこの記事を終わりたいと思います。
*タンパク質も単に動物性が優れているのではありません。タンパク質の成分である「必須アミノ酸」の種類が現在は犬には10種類あることが理想と考えられています。当然、多くの有名メーカーは満たす工夫をしています。