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子犬へのトイレ・トレーニングの大切な教え方のポイントがわかるので覚えない悩みが解決します

わかる!子犬のトイレ・トレーニング

こんにちは!

この「子犬のトイレ・トレーニング」について執筆する
アンビシャス・ドッグライフ・コーチの「ミッシー」こと三島毅です。

ミッシーのプロフィール

<三島毅の著書紹介> サイト運営者である三島毅の著書はAmazonや楽天などのオンラインショップのコメント欄においても「わかりやすい」ととても高い評価を受けています サイト運営者のプロフィール紹介 こんにちは! 家庭犬の専門家と[…]

アンビシャス・ドッグフード・ガイド著者である三島毅のプロフィールをご紹介

ここでは、子犬にトイレ・トレーニング、トイレのしつけを高確率で成功させる方法の基本となる考え方をご紹介します。
ご紹介するステップを全て理解して子犬を招いたご家庭では、当アンビシャスでは15年間でトイレ・トラブルが1件も起きませんでした。

しかし、すでに子犬がおり、何度も愛犬がトイレを失敗したことから解決を目指してこの記事と出会った方もいらっしゃることでしょう。
そこでこの記事では、細かい手法はあえて省き、アンビシャス・メソッドとしては王道となる内容にのみフォーカスして書き下ろしました。

これにより、あなたは「あ!ここが足りなかった」や「あ!勘違いしていた」と言った
よく目にする「愛犬のトイレ・トレーニングとはこう教えるのです」
ではなく
「犬ってこう理解していくのか。。。」
という視点をご理解いただけることでしょう。

 
Mishy
子犬のトイレの成功率は、生後6ヶ月では80〜90%になっておくべきです。生後4ヶ月では70%程度、生後5ヶ月では80%の成功だと理想的な流れです。逆にいうと、生後1年くらいまでは10%程度の不安定さが残りますので日々の強化策の継続が重要になります。
*この記事ではトイレ・トレー(メッシュタイプ)の使用に関しては取り上げていません
目次

理想的な成功例

愛犬アン君の指示によるトイレになります。

状況は、アン君を連れて公園に行った行きました。
お散歩前にトイレを取り出したペット・シーツへ排泄させているものです。
ダックスフンドは胴(体長)が長いです。
正直に申し上げてトイレ・トレーニングは、トイ・プードルなどのスクエア(正方形)体系の犬種と違い少々王道に加えて「微調整のアレンジ」が必要でした。笑
こんなマナーを覚えたワンちゃんを複数頭いますので「メソッド」として発信しています。

子犬に対するトイレ・トレーニングのポイント一覧

*タイトルをクリックで解説へジャンプします

  1. 子犬がトイレ・トレーニングを早期に学習するコツとは?
  2. トイレの場所を子犬に理解させること
  3. 子犬にトイレまで移動する能力を育てること
  4. 子犬がトイレを覚える褒め方とは?
  5. トイレ・トレーニングのNG とは?

子犬がトイレ・トレーニングを早期に学習するコツは?

子犬がトイレ・トレーニングを早期に学習するコツとは?

  1. 事前学習:子犬が家に来る日の前日までに飼い主家族は「トイレ・トレーニング」の方法、ステップをしっかり理解しておくこと!
  2. 即時スタート:家に子犬が到着した瞬間から「トイレ・トレーニング」はスタートすることを自覚すること!
  3. サークルは暮らしていく住環境の縮図:ペットシーツなど子犬に排泄してほしい場所以外では排泄しないように100%の成功が叶うように環境は設定すること
  4. 将来を見据えた設定:子犬の成長、サークルからの解放、成犬時のトイレの位置など「将来」に向けて「今」の設定は決めること
  5. 行動の刷り込み(インプリンティング):飼い主家族など「人」とのコミュニケーションとは切り離し特定行動の刷り込みだけを考えること

トイレの場所を子犬に理解させること

トイレの場所を子犬に理解させること

子犬は足裏の感触によりペットシーツを理解し排泄します。

ペットシーツでトイレ・マナーを覚えた愛犬が、その後に脱衣所のバスマットにオシッコをしてしまう、ラグにしてしまうケースがあります。
発端は足裏で感じる感覚がペットシーツと似ているからです。その後、誤った経験を繰り返すことで記憶が上塗りされ失敗の確率が高まります。

ペットシーツで子犬に排泄をして欲しいならば「排泄をする際はいつもこの感覚(ペットシーツの踏み心地)」だと記憶させることが目標になります。
そして、その目標を達成するには「他で排泄しても何もないけれど、いや・・・むしろママやパパが不機嫌になるけれど、ここ(ペットシーツ)でするとご機嫌になって美味しいおやつももらえるよね!」と愛犬にポジティブな印象を刷り込むことになります。

将来を見据えた子犬のトイレ・トレーニングの正しい設置位置

サークルを子犬に使用すること、子犬をサークルに閉じ込めることを「拘束」「軟禁」と言ったネガティブに捉えている飼い主は多いと思っています。
しかし、リードも同じことが言えるのですが、サークルもリードも人にとって都合の良い行動を愛犬が選びやすいようにする「補助具」なのです。
人の暮らしでは、リビングやキッチン、ダイニングに廊下や浴室などがあります。子犬が将来暮らす中では、特にリビング(遊ぶ)、ベッドルーム(寝る)、トイレ(排泄)の3大スペースを思い描くことが大切です。
幼児が、近所の公園で上手に遊べないのに、いきなりディズニーランドへ行って迷わずに家族と一緒に1日を楽しく過ごせると思えますか?
子犬も、ある限定したスペースで人が困らないように暮らせることが確認します。
次は少しエリアを広くして・・・・とこの工程を繰り返し、ある日サークルを解放することになっても問題は発生せず平和に暮らすことができるでしょう。

トイレまでの移動する能力を育てること

子犬にトイレまで移動する能力を育てること

多くの愛犬家が、子犬のためにサークル内で設定したベッドと遊び場の中でオシッコやウンチが上手にできている、つまり成功していると
直ぐにサークルを解放し、部屋を自由にしても上手にペットシーツでオシッコやウンチが失敗せずに成功をし続けられることを期待します。

サークル内で子犬がペットシート上でトイレができたという状況は、トイレ・トレーニングにおいては第1ステップの「排泄場所を理解した」だけです。
この段階で子犬を部屋に離して、準備したペットシーツの上でオシッコやウンチをしてくれることを期待するのは宝くじよりは少しマシな程度の高確率ギャンブルです。

トイレの場所まで移動することは、幼児がオシッコをしたくなった時に「ママ!オシッコしたい!!」と教えてくれますよね。
この行動と同じです。このように両親に声をかける際のお子様の心の声は「オシッコしたくなったからトイレの場所まで連れて行って!」です。

ところが、サークル内のリビングとベッドルーム、そしてトイレという設置ではそれぞれの間隔(距離)が近すぎて「移動する能力」が育たないのです。
この子犬にトイレへ向かう「移動する能力」をどうやって育てるのかが第2ステップであり、重要な要素です。

トイレを覚える褒め方とは?

子犬がトイレを覚える褒め方とは?

ここは強く当アンビシャス・メソッドを解説します。

<考え方>
「愛犬のしつけ」であり「ドッグ・トレーニング」とは、人にとって都合の良い行動を犬に刷り込む行為と定義できます。
ここで大切なのが「刷り込む(インプリンティング)」です。
刷り込むとは、脳への強い印象付けになります。
強い印象付けには、強い衝撃、大きな恐怖を感じた際に起きます。
逆に、犬にとっての「得」を繰り返すことで大きな「期待感」となり、自発的に犬に選択されやすい「強い印象の行動」へと昇華することができます。

じつは、トレーニング(しつけ)全般に言えることですが「褒め」という人の感情が入り込む行動はあまり重要ではありません。
一般的に言われている「褒め」とは、愛犬の精神状態が興奮した時に伝わったという判断をされる行為です。
しかし、「興奮状態」では、自身の行動に対する記憶力は低下します。

「行動心理学」を取り入れたトレーニングです!という人はたくさんいらっしゃいますが、「行動心理学」を組み込んでいるならば「褒め」は(愛犬の)「得」と置き換えるべきなのです。
トイレ・トレーニングであれば、ペットシーツの上でオシッコやウンチをした時だけスペシャルなおやつが食べられたといった愛犬にとっての「得」を伝えていくことが大切です。

愛犬がトイレを上手にペットシーツでできた、成功した際には「(オシッコを)ここでして欲しい」とあなたが思っている理想的なペットシーツ位置にご褒美(おやつ)を置くようにしましょう。
ここで重要なことは、あなたが愛犬を撫でたり声をかけるような「褒め」は重要ではないということです。
理由は2つ
・あなたが目立つと愛犬にとってペットシーツの印象が薄らいでしまう
・愛犬が興奮すると「なぜご褒美を得られたのか」と刷り込んでほしい行動を忘れてしまう
からです。
 
Mishy
例えによく使うのですが、自動販売機にコインを入れてボタンを押しますね。選んだジュースが出てきて、あなたは手に入れる音ができます。それだけで自動販売機に足を運んだメリットはありますね。自動販売機に「(あなたは)素敵!おしゃれ!」などデジタル音声で誉められたとして再びその自動販売機で購入するように記憶しますか?
それよりも「購入するとほとんど必ずアタリになりもう一本もらえる」そんな自動販売機をあなたが知っていたら・・・近場にいるときはそのあたりの出やすい自動販売機で購入しませんか?
これこそが「動物行動心理」です。

トイレ・トレーニングのNGとは?

トイレ・トレーニングのNG とは?

「褒め」と呼ばれる強化は、その「理想の行動」をおこなった直後におこないます。お座りなど別の行動を絶対に挟んではいけません!
子犬がペットシーツでオシッコができました。
おやつを手にしてサークルに向かった飼い主が「お座り!」と言ってからおやつを与えました。
お行儀良くできる子になってほしいと思ったのでしょうが大間違いです。
犬の思考はとてもシンプルです。
自分が得をした時になぜそうなったのかは1つ前の行動「直前行動」が刷り込まれます
上記の例えでは、子犬は「お座りしたからおやつが手に入った」と考えます。
刷り込まれた内容が飼い主とは違ってしまいます。
よって、トイレ・トレーニングをする中では、子犬がペットシーツ上で排泄できた際には、シンプルにペットシーツ上でおやつを子犬に与えるようにしましょう。
サークル内の子犬に対する間違った褒め方
また、お行儀良くではありませんが、おやつが欲しくて子犬がサークル越しにジャンプしたり立ち上がっている状態でおやつを与えると「飛びつけばおやつが手に入る」「せがめばおやつを貰える」と子犬が勘違いします。
もう1つ、飼い主がよく間違っているケースに、褒めようとおやつを置いている場所まで取りに行くのですが、子犬が既に部屋の中を自由で過ごしている場合はついてきてしまうことがあります。すると、おやつが準備できたら足元にいる子犬におやつを与えて褒める方もいらっしゃいます。
これも繰り返すと飼い主の行動が気になるようになり、将来の失敗を誘発しますし、ペットシーツの印象が薄れていきますのでやめましょう。
飼い主と犬との関係性の強化は別な場面で十分に可能です。
一旦おやつを取りに行ってもその後に必ずペットシーツまで戻って子犬におやつを与える「トイレ・トレーニングに特化した強化策」を実行しましょう!
<成功のポイント:客観性が大切>」
市販されているサークルにペットシーツを敷いてベッドも用意すると概ねペットシーツの全体に占める割合は50%、つまり1/2です。
1/2で成功できたからと、いきなり部屋を自由にするところが子犬のトイレ・トレーニングの学習を悪化させています。
単純にサークルを2倍の広さにしただけで、ペットシーツが全体に占める割合は一気に1/4、25%まで成功率は低下するのです。
これが部屋を自由となると・・・・・
はい、子犬が失敗するのも当然だとわかっていただけたことでしょう!
こういう点を考えても当アンビシャスでは「サークルは閉じ込めるものではなく、生活環境の縮図」とお話ししている理由でもあるのです。
 
Mishy
<NG のまとめ>
・シンプルに褒める
・子犬がジャンプや立ち上がっている時にご褒美を与えない
・必ずペットシーツ上でご褒美を与える

ミッシーの子犬との暮らし向けオンラインサポート一覧

 
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また、一般的に普及している犬のしつけノウハウが「犬の指導とは〇〇するのです」と犬への指図について書かれています。
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ドッグフードを「ご褒美」に活用がおすすめ!

ご褒美として優秀な「おやつ」とは?

  • 香りが強い
  • 栄養バランスに優れる
  • 大きさを調整しやすい
  • 低コスト
  • 添加物が無い(少ない)

などが挙げられます。

一般的には

  • ジャーキー
  • ササミ・ジャーキー
  • ボーロ
  • チーズ

などが選ばれているのですが私のおすすめではありません。

私がトレーナーとして使用するのはボイルしたササミです。
しかし、夏場の暑い時期では痛み易いので冷凍庫から小出しにする必要があります。

 
Mishy
ご提案したいのがドッグフードの「おやつ(ご褒美)」としての活用です!
特におすすめしたいのが「やわか」などのソフトタイプのドッグフードや「ドッグスタンス」などの圧縮が軽く折るなどのサイズ調整がし易いタイプのドッグフードです。
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また、コスト面も「おやつ」というジャンルの商品よりも割安であり、その上栄養バランスに優れています。
活用しない選択は勿体無いです。

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Mishy
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子犬のトイレについて「よくある質問」

子犬のトイレ・トレーニングはいつから

優秀な繁殖者は、子犬が生まれた時には将来の「トイレ・トレーニングの成功」を目指した住環境の設置や使用するグッズを決めています。
私も100頭近くのトイプードルの子犬を繁殖しました。
成長と共に環境を調整し、生後50日くらいでは、既にペットシーツに必ずオシッコやウンチをする習慣を身につけさせていました。
並行して、子犬を購入したお客様には、子犬をお渡しする日までの時間を活用してしっかり「子犬のトイレ・トレーニング」を学んでいただきました。

当然、子犬をブリーダーやペットショップで購入するなど新しく家族として迎える際は「家に子犬が到着した瞬間」からスタートします。

すごく良くある失敗例になります。
子犬が家に来た喜びから家に着くと真っ先に「さあ!子犬を見よう!」とお部屋に子犬を置いて自由にさせる愛犬家はとてもたくさんいます。
そして、子犬は、移動により排泄できなかったので膀胱がオシッコでいっぱいです。床や絨毯に降ろされ、踏ん張りが効くことがわかった瞬間に子犬はオシッコをしてしまうことです。
これってものすごく勿体無い失敗例です。
だからこそ、子犬が家にやって来る前に「子犬のトイレの教え方」を学んでおく必要があるのです。

トイレ・トレーニングの最初のステップである「どこで排泄はするのか」を学びやすい環境を用意します。
足の裏の感触で判断します。
トイレの場所を子犬に理解させること」も併せて良くお読み下さい。

子犬にトイレ・トレーニングがうまくいかない

ペットシーツ上で子犬が排泄してくれない状況ですね。

まず考えられることは、家に子犬が来た直後に部屋を自由に歩かせる機会を多く取った場合です。
まだ何もトレーニングが行われていないのにサークルから外に出してしまいサークルを牢獄のように印象付けてしまった状況です。

もう1つあります。
子犬への過剰なかまい過ぎが考えられます。
つまり、子犬の人への期待感が強すぎて家族の姿が見えると意識が全て人へ向かってしまいます。
そこで自分が排尿する状態だったのかなどわからなくなるのです。
その後にフッと気が緩んだ瞬間、多くの場合は一通り家族に構ってもらえたのちに「あ!そういえば・・・」とオシッコが始まってしまいます。

いずれにしても言えることは、子犬の意識が排泄よりもアウトサイド(外界)に向きすぎてしまっている状態です。

もう一度

  • 寝起き後
  • 食後
  • 運動後
  • 人との交流後

などの子犬がオシッコをし易いシュチュエーション(状況)を確認して、そういったチャンスを逃さないでペットシーツ上で排泄できる「成功体験」を子犬に経験させられるようにプランを再構築しましょう。

子犬のトイレ・トレーニングのおやつに関して

「ドッグフードを『ご褒美』に活用がおすすめ!」の「ご褒美として優秀な「おやつ」とは?」もご参照下さい。

ご褒美となる「おやつ」には、

  • 香りの強さ
  • サイズ調整の容易さ
  • 大きく無いサイズ
  • 口溶け・飲み込み易さ

を求めたいところです。

加えて「おやつ」を複数個与えることで子犬には良い体験として、選ぶべき行動の選択として強くインプリンティング(刷り込み)をしたいところです。
そんなときは、ご褒美としてのおやつは1回に1個と限定するのではなく、複数個を連続して与えるのも有効な方法となります。
犬が好印象を感じるのは、
1回の大きなおやつより < 複数回の小さなおやつ
です。

子犬のトイレ・トレーニングはどのくらいの期間で覚えるの?

結論からになりますが、私の経験では1年〜1年2、3ヶ月です。
しかし、お利口な愛犬の行動を見れるわけですから、いつまでも褒めてほしいところです。
それは、ペットシーツで排泄するのは当たり前と思い愛犬への評価をやめてしまったとします。
万が一、愛犬のトイレ・マナーが崩れた際に再度トイレ・トレーニングを行うことは1回目よりも難しくなるからです。

厳密には、

  1. 生後3ヶ月でサークル1個分の広さは80%成功
  2. 生後4ヶ月でサークル2つ分の広さは80〜90%成功
  3. 生後6ヶ月程度では、6畳くらいの広さなら90%成功

その後1年程度かけて残りの10%を修正していくことになります。

子犬がトイレで寝るのをやめさせたい

ペットシーツ畳で子犬が眠ってしまうには、概ね2つの理由が考えられます。

  • ショップでの展示販売時にラグのようにずっと前面がペットシーツだった
  • 温度が暑いのでサラサラしたシーツの上が寝心地良く感じる

初夏から残暑が残るまでの季節におおくみ浮かれれる光景では無いでしょうか。

子犬の寝ている姿が伸びているなら明らかに子犬は暑いと感じています。
お腹を上に見せるように寝ていたら完璧でしょう。
腹部からの放熱を狙っています。

室温を下げることで解決することも考えられます。
もしも、室温を下げることで子犬が体調を壊してしまったらと不安であるならチェックする方法があります。
それは、子犬が丸まって寝るほど温度は下げないことです。
子犬が体を丸めて眠るのは、体からの放熱を最小限に留めたいからです。
タオルケットなどの下に潜るなど暖を取るための掛け布団の下に潜る行為も「避難」なので子犬には行きすぎた温度調整となるでしょう。

「〇〇度くらいが室温は愛犬にとって良い!」という人がいます。
間違ってはいないのでしょうが、正解とも思いません。
犬種もあれば性別や体型も影響します。

愛犬の眠る姿勢、姿から読み解く「犬に教わる」がよろしいかと思います。

子犬がトイレをケージから出すと失敗する

子犬のトイレ・トレーニングにおいて、ケージ(サークル)から子犬を出すと失敗する場合2つの原因が考えられます。

  • 現在地からトイレへ移動する能力がない
  • トイレの場所の景色の激変

子犬がトイレをペットシーツ上にできているのが、ケージの中だったとします。
ケージの広さでは、ベッドとトイレとリビング的な部分との関係性は極めて距離が近いのです。
20cm以上離れていますか?
ところが、ゲージ(サークル)から子犬を出すといきなりリビング部分が広がり、ベッドやペットシーツとの距離感は数メートルに離れます。

また、ゲージ(サークル)から出された子犬の身になってみましょう。
ケージ内にペットシーツは敷かれていました。
当然、ペットシーツはゲージに囲まれていました。
私たちもそうですが、場所の位置を認識するときに「周辺の景色」との位置関係も含めて記憶しますね。
ケージの外から見た周辺の景色に慣れていない子犬は、自分の位置はもちろんペットシーツとの位置関係もわからなくなります。
迷子になった子犬はトイレには行けずに失敗することになります。

子犬のトイレのしつけがうまくいかない

  • 排泄はペットシーツで行うという「排泄していい場所」の認識ができていますか?
  • 今いる場所からトイレの場所へ移動する能力を育てていますか?

この2つのどちらか、もしくは両方の能力が子犬に欠如していると「トイレ・トレーニングの成功」はありえません。
あなたの子犬が現状はどのような位置にいるのかを観察してみましょう。

自ずと次に行う強化ポイントがわかると思います。

「子犬がトイレをなかなか覚えない」時もぜひ確認してください。
正しい現状の把握が解決に向けた対応策のスタートです。

子犬がトイレを失敗する

トレーニング的には、

「子犬がトイレを失敗する」ではなく、「子犬はどんな行動が自分が得をするのか理解できていない」状況と考えます。
あなたが描く理想のトイレ・マナーを子犬が実行するとどんなメリットを子犬が得られるのか理解する「体験」を数多く繰り返せるような指導方法を検討しましょう!

子犬がトイレを失敗するようになった

「あなたの望む行動」に対する子犬への強化が弱かったことを意味します。
もしくは、「特定の行動」を刷り込むのが浅かったことになります。

速やかに「あなたの理想の行動」を繰り返せる状況を作り上げてください。

やっては行けないことは「叱る」ことです。
叱っても学習効果は高まりません。

叱られたことによる子犬の状況は、「恐怖」による「動きの停止」です。
停止では、あなたの望む行動はしません。
むしろ逆効果であることは明白です。

ドッグ・トレーニングの本質的なお話になります。
トレーニングとは、人にとっての都合の良い動きを導き、反復することで習慣化させることです。
つまり、「子犬の動き」の中からあなたが「導き」「育てる」ことを意味します。
恐怖により動きが止まってしまうと何もできないことになります。
ご注意下さい。

子犬がトイレを失敗したときはどうするべきなの?

どうすれば「あなたが描く理想の行動」ができるのかシュミレーションを繰り返しましょう。
絶対に叱っては行けません。

一段、もしくはそれ以上にステップを戻って「必ず成功できる」段階からやり直すことです。

注意したいことは「昨日はできていたのに」「いつもはできているから」です。
子犬の成功体験に執着すると理想の行動とはかけ離れた「失敗体験」を積み重ねることになりかねません。
そうなると次には「経験の消去」を目指した対応経験を挟まないとトイレ・マナーは完成しません。

子犬のトイレには合図は必要?

私は、前半に掲載している動画にもあるように「ワン・ツー、ワン・ツー」と声をかけています。
これは「指示」なのですが、「指示」的発声ではありません。
BGMを目指しましょう。

夕方に公園で聞く「夕焼け小焼け」がありますね。
この音楽を聴くとおそらく日本国民であれば多くの人が「帰宅」をイメージするのではないでしょうか。

同じようにペットシーツという子犬の足から伝わる「感触」と、「ワン・ツー」という耳から伝わる音により特定の行動、つまり「オシッコ」であり「ウンチ」を再現することを誘発します。

くれぐれも強い声がけはやめましょう。
強い掛け声は、その音が家族である「人」への意識を高めてしまい中々オシッコやウンチができなくなってしまいます。
人の存在は、声や音を含めて裏方に徹することをおすすめします。

子犬がトイレをあちこちにしてしまう

まず最初に言えることは、子犬がどの場所が飼い主の望む「トイレの定位置」なのかを理解していないということです。

今回のケースの場合には、子犬が家にやってきた直後に「サークル(ゲージ)では閉じ込めているようで可愛そう」と早々に部屋を自由に歩き回らせたのではと考えます。
こういったケースの場合は、家に車での移動によりオシッコが溜まっている状態なので最初に勝手な場所でしているのではないでしょうか?

次に疑われるのは、ゲージやサークル内では成功していた。
だから、もう部屋に離しても大丈夫ではないだろうか?と子犬を自由に部屋を徘徊させたことで何度となく失敗を繰り返しているのではないでしょうか??
この時の失敗(人から見た評価です)を繰り返したことで、本来の成功である「家族が望む行動」であるペットシーツという特定の場所での排泄する意識が薄らいでしまった可能性も高いと言えます。

もう一度、
ペットシーツ上で子犬が排泄する「価値」→子犬の「得」(ご褒美=おやつ)
をインプリンティング(刷り込み=意識付け)することで改善していくでしょう。

子犬はトイレをいつ覚える

私の経験では、完成、つまりほぼ100%の成功が期待できるのは1歳以上までの時間が必要だと思っています。
それまでは、日々「強化」である飼い主から子犬への褒めを続けるべきです。

ただし、徐々に成功の確率は上がっていくものではありません。
生後6ヶ月の時点で概ね8割はできている状況でなければなりません。
そのためには生後3ヶ月でサークル内はほぼ大丈夫なレベルに指導をしています。

少しでも早く教育のステップを整えるべきです。
理由は明確です。単純な数字で例えますが、子犬は成長と共に膀胱も大きくなるのでオシッコの回数が減っていきます。

例えるならば・・・1日のオシッコの回数

  • 生後2ヶ月:15回
  • 生後3ヶ月:10回
  • 生後4ヶ月:8回
  • 生後5ヶ月:7回
  • 生後6ヶ月:6回
  • 生後8ヶ月:5回
  • 生後10ヶ月:4回
  • 生後12月:3回

現在のあなたの子犬が生後4ヶ月で失敗を続けているとします。
1ヶ月の失敗回数は、8回/日✖️30日=240回
生後10ヶ月に本気で再教育を考えるまで「失敗の経験」がどんどん加算されていくのです。

そして、生後10ヶ月でやっぱり再教育を本気でやろうと奮起しますが・・・全部成功できたとして
1ヶ月の成功体験は、4回/日✖️30日=120回

そうなんです。単純に見ても生後4ヶ月の失敗体験を相殺するだけで生後10ヶ月以降では2ヶ月間を要することになるのです。
さらに強化、ポジティブな成功体験まで望むのであればさらに数ヶ月です。
しかも、これは必ずオシッコをペットシーツ上に排泄する成功していることが前提です。
残念ながら、1日4回しかしない排尿のタイミングを全て把握して、成功に導くことは不可能だと思っています。
忘れては行けませんが、生後5ヶ月〜生後11ヶ月までの失敗体験分もあるのです。
それらの経験値を「消去」するほどの「成功体験」となると子犬が2歳以降になる頃に改善できていれば御の字と理論的には図れます。

子犬がトイレを外して嫌がらせしてしまう

犬の行動を「嫌がらせ」などと比喩するのは、犬を擬人化しています。
犬の行動として考えられることは、家族が喜ぶハッピーオーラが仲間達とはしゃぐ感覚で楽しそうと事前の行動を刷り込むことがあります。
もう1つは、家族が望まない行動をとった時に「わっ!大変だ!」とそれまでテレビなどに夢中で犬に意識を向けていなかった時が、犬が「問題行動」と考えられる失敗をおこなったことで犬からみれば「再注目」を集められた「やったー!」と犬なりの成功体験と判断して自身の記憶にその「問題行動」を刷り込んだ場合です。
例としては、オシッコをペットシーツ以外でやってしまった時などです。

こんな犬と家族との関係性は、犬の「求愛行動」といえば愛らしいのですが、コミュニケーションが良い関係性を育んでいるとは言えないでしょう。
日常的に犬の行動に家族が振り回されている状況だと思われます。

擬犬化して「犬を理解しよう」というお気持ちは理解しますが、ここはシンプルに「トイレができていないのだから基本からやり直そう!」と切り替えることをおすすめします。
犬に変身できた人がいない以上、犬の気持ちを正確に理解することはできません。
不確定なことに時間を割くなら、同じく「不確定な方法」と言えるのですが、改善に向けた行動に時間を割くことが大切だと思います。

子犬のトイレでウンチだけ失敗するのは何故?

同じ排泄でもオシッコは生き物それぞれの意思による行動です。
それに対してウンチは、体を動かしたことによる腸のぜん動運動に影響を受けます。
本人の意識とは別に排泄を促されてしまいます。

人もそうではありませんか?
オシッコをしたいと思っていた時に「強い恐怖」を感じるとそれまで感じていた排尿したい気持ちが失われます。
感情や意識に左右されるのがオシッコです。

逆にウンチは、臆病な性格の犬であっても人前で排泄してしまうのはこのような理由があるからです。

ご質問では、サークル外に離された子犬は走り回りますが、その際に腸のぜん動運動が生じてその場で排泄を始めてしまいます。
それが、飼い主から見ると「サークル外の正しくない場所でのウンチ」となるのです。

同じような「よくある質問」に「子犬がトイレでウンチできない」というものがあります。
こちらも理由は同じです。
ただし、理由は同じなのですが、ぜん動運動の反応を繰り返した経験から「運動による腸の活動刺激がないと排泄しない」習慣が育ってしまったことが想像できます。
同じような習慣の犬では「お散歩まで排泄を我慢する犬」がおりますね。
習慣化する前に、運動刺激ほどの強い刺激による排泄が必要にならないようにもう一度どのタイミング、どんな行動の後にオシッコやウンチがなされやすいのかをチェックしてみましょう。

子犬がトイレを覚えたのに失敗するようになったのはどうして?

2つの考え方ができるでしょう。

1つは、トイレ・トレーニングに問題がある場合です。
正しい場所である「ペットシーツ上で排泄は行う」ことに対するメリット、つまり子犬の「得」を強く印象付けられなかったことが考えられます。

もう1つは、家族との絆の強化による副作用です。
家族との関係性が強まり、犬の意識がトイレに対する「得」より「家族のそばにいたい」という気持ちが上回ってしまったのです。
当然ではありますが、家族との絆を下げることは望まないでしょうからトイレ・マナーを守ることへの「得」を強化することになります。
その際に、ご褒美としてのおやつを与えるまでは同じなのですが、おやつを与える際の演出的な飼い主の掛け声や撫でる触れ合いを以前よりも増やしてみましょう。
子犬を興奮させては行けません。飼い主は、はしゃぐのではなく「子犬の評価」という客観的な気持ちを維持しましょう。
繰り返すうちに子犬の中に「みんながトイレ・マナーを守ると気持ちよくしてくれる」とおやつだけよりも「得」が大きく膨らむようにするのです。

子犬がトイレをケージでしないのは何故?

ケージ外の楽しさを知ってしまったのでしょう。
本来、ケージ(サークル)は「犬の育つ将来の環境の縮図」なのです。
残念ながら、多くの飼い主が間違った認識として「拘束」「軟禁」という「閉じ込めている」と受け取っています。
そのために、人との暮らし方を理解する以前に子犬たちは部屋の中を歩き回る「探検家」に育ってしまうのです。

そのような「探検家」をゲージ(サークル)に入れても、犬たちは「出してくれ〜」「閉じ込めるなぁ〜」と緊張状態になります。
すると膀胱周辺の筋肉も収縮してしまうので排尿感を失ってしまいます。

子犬のトイレはサークル内でどのように設置するべきなの?

将来の犬に送ってもらいたい暮らしぶりを描いてみましょう。
すると、多くの場合に犬たちは、排泄には家族から離れてトイレに向かうことになります。
簡単いいうなら「家族に背を向けて、離れる行動が取れること」が必要なスキルとなるのです。

トイレトレーニングのための正しいサークル内の設置位置

よって、子犬の時からサークル内におけるトイレの位置は、家族が過ごすソファーやダイニングテーブルなどの対角に位置するように設置します。

よくある間違いに「オシッコの多くがサークルの一番家族よりにすることが多いので、そこにペットシーツは敷いている」というご意見です。
これでは、子犬はペットシーツへ行く際に家族に背を向けて離れていく能力が育ちません。

トイレトレーニングのための正しいサークル内の位置関係
一番家族側の面で排泄するのは、みんなのそばにいたいけれど「(サークルという)物理的な障害」があるから行けずに仕方なくその場にオシッコしているのです。
その証拠として、そういった子犬はサークルから出して様子を見ていても、オシッコに対してペットシーツへ向かう素振りを全く見せません。
家族の足元でオシッコをしてしまう場合がほとんどです。

また、オシッコならまだ良いのですが、問題なのはウンチです。
一番家族よりのサークル面にペットシーツを敷いた場合、子犬がウンチをした後も家族を求めてジャンプすることがあります。
子犬は、ウンチを見事に踏み締めてサークル内は惨状と化すことがよくあります。

ご一考いただければ幸いです。

子犬がトイレを成功した際の褒め方について

 
Mishy
アンビシャス・メソッドの考え方ですが、必要なことは犬にとっての「得」です。褒めは、多くの場合に犬が尻尾を振って跳ねたり動き回るいわゆる「興奮状態」が見えると「褒めが伝わった」と考えられるのが一般的です。私は、興奮状態では犬の理性である「どう行動したから得したのか」を理解して早期に学習する機会を損失すると考えています。
子犬のトイレ・トレーニングでは、人が望む子犬の排泄はペットシーツの上にすることです。
よって、子犬が最も得をする場所は「ペットシーツ上」でなくてはなりません。
正しいトイレ・トレーニング上達のための褒め方
また、子犬がお得感を強く感じるのは、
  1. 動物性のタンパク質の香りがする食べ物
  2. 大きい1個よりも小さい多数のおやつ
  3. 心地よい飼い主の声
  4. 心地よい飼い主の触れ合い
となります。
飼い主によっては、子犬をマナーよく育てたいと考えてオシッコの成功に伴ったおやつのご褒美を与える際に「お座り」をさせてから与える人がいます。
これは大きな間違いです。これでは、子犬が学ぶのは「お座りをしたから得することができた」です。

子犬を迎えた日のトイレはどうするの?

良くある質問「子犬のトイレトレーニングはいつから」をご覧下さい
*上記タイトルをクリックでジャンプします

子犬がトイレをする際にシーツまで間に合わない

子犬のトイレ・トレーニングをマスターする上で2つのステップが必要になります。
タイトルのように子犬がトイレの場所まで間に合わないのは、

  • トイレに移動する能力の不足
  • ペットシーツ上で排泄するメリットの印象付の弱さ

の2点が課題です。

速やかに強化する対応を取らないとペットシーツ以外で排泄する経験が日々増えること。
そして、成長と共に膀胱が大きくなり1日の内のトイレの回数が減ることによってペットシーツ上の排泄のメリットを印象付け難くなります。

 

子犬へのトイレ・トレーニングの大切な教え方のポイントがわかるので覚えない悩みが解決します
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