愛犬が足元で寝る姿は「私で安心感をえられているんだねぇ!」と嬉しくなる愛犬の仕草ですね。
なぜ犬は足元で寝るの?
犬は群れで暮らす
やはり大きな影響を与えているのは、犬が群れを作り暮らす動物であることでしょう。
そんな群れを作ることで安心感を得る性質を「群生心理」と呼びます。
体を接触させて安心感を得る
犬は体の一部を接触させることで体を安定させ、気持ちを楽にしています。
特に、背中を寄り掛からせるスタイルが多く見られます。
理由は、背中をつけている状況ならば、すぐに起き上がりたい時は反動を利用していつも以上に俊敏に反応することができます。
また、背後からの攻撃を受け難くすることもできます。
その上、前方は障害となるものがないので速やかに逃げることができる状況を整えておくのです。
まだ警戒心が目覚める前の幼い子犬時期では、全身を触れ合わせて体温調整と仲間意識を確認しながら心身の安定を維持しています。
愛犬との関係性を考える
家族から離れて過ごすより良い感じ!
家族がリビングで過ごしているのに愛犬は玄関や〇〇で寝ている、とはよく聞くお話です。それに比べれば「人のそばに安心感を感じる」関係性は良いと思います。動物としては「主従関係」に関係するお話だと思いますが、飼い主が「一目置かれる存在」である、もしくはそれに準ずる可能性がある関係性と思います。
分離不安症など精神疾患の心配は?
ありません!
*大好きなバァバの足元でジッと待ち続ける
そもそもメディアなど「分離不安症」と診断しているケースで本当に適切な判断と思えるものはほとんど目にしません。
飼い主の足元に愛犬が寝る行動を取り続けているからと言っても分離不安症などの精神疾患の心配はないと考えます。
例えば、小型犬が座っている飼い主にガリッガリッと催促して「自己主張」。
それを汲み取って愛犬を膝に抱き上げる。
そんな流れの行動の方が、飼い主との関係性含めて危険です。
私の愛犬たちは、どんなにスペースがあろうが私のそばにいつも集合しています。17歳の老犬は離れ過ごすことが多いですが、これは若い連中と一緒に過ごすことがめんど臭く感じる高齢犬特有の反応です。目もかなり悪くなっていますが、私が部屋から離れると真っ先に「いないよ!どこ!」と吠え始めています。気配で感じているんですね。